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ある人と会ったり集団の中にいると,自分でもびっくりするくらい饒舌になって話が止まらなくなることがある.一方で,ある人や集団の中にいるとちょっとした話をするにも口が重くなり,会話もはずまず貝のようになってしまうこともある.
自分では前者の自分が好きだ.後者の場合は場違いな空気に思わず逃げ出したくなる.
人との相性というのは常に相対的なもので,ある人にとっては最高の相性であっても,ある人にとっては苦手になりうる.その人が持つ本質は変わらないというのに,交わる人や環境によってその人自身の印象も変わってくるし,萎縮したりのびのび行動できたり,結果もそれによって変わってくるというのは実に不思議なものだ.
僕の場合,物心ついた時から人見知りだった自分を少しずつ克服してきた.それでも不特定多数の人が集まる場というのは,今でも苦手で尻込みしてしまう.
でも一旦会場に飛び込めば,えいやっと気合いを入れていろんな人に話しかけるし,名刺交換をしてその場限りの会話を楽しむこともできる.それでも最後は疲れ果ててしまって,二次会のお誘いはたいてい断り家路につくことになる.
一方ではある人と呑んでいると時間が経つのを忘れてしまい,つい根っこが生えて気がつくともう終電ということもよくある.
人には波長があって,結局波長の合う者同士がくっつくようにできている.
同じ時間を過ごすなら,また同じ仕事をして生きていくなら,一人でも多くの波長の合う人に出会いたいし,そういう人との交わりにより多くの時間を費やしたいと思う.
その人の持つ本質は変わらないのではなく,もしかしたらヒトxヒトの組み合わせによって変わってゆくものなのかもしれない.
新しい道具や価値が世の中に出てきた時は,それが何に使うモノなのか,どう評価すれば良いのか判断に迷うことが多い.しかしそれを実際に使ってみると,遠巻きに眺めていた時には想像もつかなかった新しい価値の発見がそこにはあるものだ.
iPadも最初は薄いノートパソコンくらいにしか思っていなかった.指で触って操作できるということがどういうことなのか,だからなんなのか,一般的な好奇心以上の関心を持つこともなかった.
ところが,とある現場でどうしても写真で説明したいことがあり,iPhoneに入れていた小さな写真データで説明したことがあった.咄嗟のこととはいえそれが手軽かつとても便利で,以来打合せなどでも頻繁にiPhoneを取り出しては写真を見せるということが多くなっていった.
そしてその期に及んでようやく僕は理解したのだった.iPadは大きいiPhoneであり,iPhoneの持つ機能のうち「データを見せる」ということに特化した新しい道具なのだということを.
僕は事務所でのプレゼンの際,分厚いポートフォリオを机いっぱいに広げているのだけれど,これが実に重くてかさばるのが悩みの種だった.しかもそれを毎回まとめるのは意外と大変な作業で,最近では整理できていない作品写真も溜まる一方になっていた.
それが画像ファイルを入れておくだけで,iPadはどこでも持ち歩けるポートフォリオに早変わりする.写真の数にも制限はないし,ズームも自由自在だ.打合せのたびに重いカタログを用意したり,イメージ写真をカラーコピーして資料を作成する必要もなくなるだろう.おそらく今後は仕事で片時も手放せなくなるに違いない.
iPadに限らずApple社のデザインの優れたところは,それまでにあった価値を美しくデザインし直したのではなく,モノを使う行為や価値そのものをデザインによって創り出している点にある.
我々が行っている設計行為も,生活をより豊かに,より便利に美しくデザインすることを目指してはいるけれど,逆にデザインによってどこまで新しい行為をそこに創出できているかと問われれば心許ない.Appleのデザインに学ぶことはまだまだ多い気がする.
突然ですが,リオタデザインの仲間が1名増えました.
牛島裕智(29)といいます.よろしくお願いします.
9月末でスタッフの柴が退職した話は以前書いた.話はそれより更にさかのぼり,9月にスタッフを連れて社員研修旅行に出かけた話も以前このブログで書いた.
その文中で「今月いっぱいで辞めるスタッフがいる」と書き,そのことで2人いるスタッフのうちどちらが辞めるのかとクライアントの間では密かな話題になっていたらしいのだけれど,彼はその一文を見て更新されたその日のうちに連絡をしてきた.「はやっ」である.
でも僕は人生は常にタイミングだと思うのだ.あっと思ったら即行動した人がやっぱり強い.実のところ,しばらくは僕もスタッフは取らずに,現在のスタッフと2人体制でのんびりやろうかと思っていた矢先だったので,いきなりのコンタクトに思わず動揺してしまった.
とりあえず面接をしたら良さそうだったので,先月から研修に来てもらい,晴れて今月からスタッフに加わってもらった.この決断に関しては自分に「はやっ」である.
こんなブログをどれだけの人が見ているのかわからないけれど,スタッフが辞めた件を見てその後も入所希望のコンタクトなどはあったから,真っ先に手を上げた彼は強運だったと思うし,良い人に来てもらえて僕としても感謝をしている.
そしてのんびりやるはずだった当面の仕事も,彼の参加で馬力に拍車がかかった.彼に加わってもらったプレゼンは立て続けに上手くいき,スタッフ2名体制でなければとても回していけない状況になったのだった.めでたしめでたし.人生はつくづくタイミングなのである.

構造家・梅沢良三さんのご自宅であり,建築家・椎名英三さんが設計された住宅,IRONHOUSEを見学させて頂く機会を得た.
IRONHOUSEは2007年に竣工し,2011年の建築学会賞を受賞した住宅である.今回は受賞を期に,まだ実物を見ていない建築関係者を対象に,すでに生活されている住宅の内部を特別公開して頂いた.
実際に見るIRONHOUSEは,一言で言えば「異次元空間」だった.
構造,そして内外装のほとんどは4.5mmの赤錆の浮いたコールテン鋼とコンクリートだけでできている.それまで見たこともないその空間は,住宅というより建築の根源的な空間のあり方を示しているようでもあり,ゾクゾクと鳥肌が立つような体験だった.
椎名英三さんの住宅には友人がアトリエに勤めていたこともあり,昔から何度か見学させて頂く機会はあった.そしてその都度,その完成度の高い空間とディテールには,教わるというよりただため息をついて帰ってくることも多かった.
今回の住宅には椎名さんの建築家としてのすべてが詰まっているようだった.
現地では椎名さんとも少しお話しができたのだけれど,言っていることが昔から一貫して変わっておらず,この一点に向けて一直線に建築家として生きてきたのだろう.尊敬の念とともに,そのことにむしろ学ぶべきところがあるような気がした.
ちなみにこの住宅の植栽を施工されているのは,自邸をはじめ,私の設計した住宅のほとんどの植栽を手がけて下さっている”ストライカー”こと,耕水の湊さんである.
今回の湊さんの仕事も,建築に少しも引けを取ることなく素晴らしかった!
今回の受賞は椎名さんや梅沢さんのものであると同時に,その一部は湊さんのものでもあると思うと自分のことのように嬉しく,また誇らしくもあった.
我々も湊さんの植栽に負けない建築を作らなくては!
そんな思いをあらたにして家をあとにしたのでした.






