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現在発売中の「Discover Japan」に「隅切りの家」が掲載されています。
[Discover Japan 7月号]
http://discoverjapan-web.com/new/201507
この雑誌はインテリア誌ではなく、世界に誇れる日本文化の魅力のようなものを発信する媒体のようですが、今回は「家づくりの新常識」という特集にて取り上げて頂きました。
取材では、ほんの1年前にお邪魔した際は生まれて間もなかった赤ちゃんが、もうすっかり”子ども”になっていてびっくりでした。いやはや、我々は相変わらず何も成長のない大人たちです・・。
満開の桜の風景も魅力的ですが、新緑の光景もまた緑のカーテンのようで気持ちが良さそうです。どうか書店でお手に取ってご覧下さい。
その昔、とあるクライアントがいらした。この方は以前からうちのオープンハウスにも顔を出し、北欧つながりのキーワードでも繋がっていた方だった。
ある日、この方がとうとう満を持してうちに設計相談にいらした。私は歓迎した。大いに盛り上がった打合せの最後に、しかしクライアントはこう切り出したのだ。実は別の建築家にも声をかけている、と。要はコンペというわけだ。
そのコンペは、結論から言うと負けた。
そのクライアントはとてもウマの合いそうな方だったし、その人の態度はまるで私を本命視しているようでもあった。それを真に受けた私がウブだったのかもしれないが、まるで相思相愛と信じた相手に、確信を持って告白したらフラれたくらいのインパクトで、私は深く落ち込んだ。
その方のその時の断り方もまた、その後の私の心に長く尾を引くことになる。言い換えるならば「一番好きなのはあなただけれど、一緒にはなれない」的な。私ではなく誰に頼んだかは結局聞かなかった。
それから一年ほど経ったある日、ふとこのことを思い出した。
あの時決まっていれば、そろそろ竣工する頃だな。その日、どうしてそんな事を思ったかはわからない。私に未練がなかったといえば嘘になる。しかし思いが引き寄せたというには出来過ぎな話だが、その日私が久しぶりに自分の設計したカフェに行くと、扉を開けて出てきたのはそのクライアント本人だったのだ。
往年のトレンディドラマ「東京ラブストーリー」なら、あのBGMが流れるシーンであろう。衝撃的な再会。なぜ私のカフェに?あいつと幸せになったんじゃなかったのか!?これがドラマなら、まさに雨の中傘もささずに、という状況である。
「あっ関本さん…」
「あの、どうしてここに…」
「あ、あの…もうすぐ完成するんです。もしよかったら…あの、オープンハウス来てくれませんか?」
何を言っておるのだ。まさに別れた女性から「結婚式には来てね」と言われたようなものではないか。
「も、もちろんですとも!案内送って下さいね」
かくして私はノコノコとオープンハウスに出向いて行ったのだ。羨望と祝福の声が飛び交うその場所で、私は作り笑顔を浮かべていた。クライアントもいらした。「ご竣工おめでとうございます!素晴らしい空間ですね」(…幸せになれよ)
しかし私の心を真に乱したのは、実にその後のことであった。
その家は某著名建築家の設計により完成を迎え、数ヶ月後には建築専門誌にも掲載された。大胆かつ斬新な空間構成。大幅に誌面も割かれていた。そのどれもが、当時の私には持ち得なかったものだ。清々しいまでの完敗…。
しかし!
私は見逃さなかった。その写真に写っていたその生活風景を。そこには当時の私が好んで用いていた素材が散りばめられ、我が家と同じデザインの家電があり、私の好んだ北欧デザインや家具が並んでいた。購入元も私と繋がりがある場所からだった。この空間は…私の空間ではないか!
その時に悟ったのである。
「一番好きなのはあなただけれど、一緒にはなれない」という言い回しの真意を。私はその時、みすぼらしい男が、走り去るレクサスの後ろ姿を見送ったような心境であった。そしてこう心に刻んだのである。「今に見てろ、見返してやる!」と。
(「伝説の日本の社長」より)

今年3月に竣工した川越市 FP(S邸)の写真をアップしました。
https://www.riotadesign.com/works/15_fp/#wttl
小さな中庭とスキップフロアのある住宅ですが、とても丁寧に美しく住みこなして下さっていて、写真のひとつひとつからも、クライアントの空間への愛情のようなものが伝わってきます。撮影にも楽しくお付き合いくださいました。
写真家に撮影をお願いする楽しみは、設計者ですら気づいていない建物の魅力や側面を発見して下さる点にあるように思います。
今回の写真家は新澤一平さん。いつも美しい写真を撮って下さいますが、今回の写真にもはっとさせられました。この建物って、こんな空間だったんですね。私には見せない表情を、この日は特別に新澤さんには見せてくれたようです。
素晴らしい写真をありがとうございました!

昨日はたまたま2箇所から講演を頼まれ、午前午後とハシゴしながらお話しさせて頂きました。
午前は大学の同級生である玉木さんに頼まれ、彼女の勤めるリフォーム会社のセミナーに。同級生に設計を頼まれたことは何度かあるのですが、セミナーは初めて。リフォームの話をする機会は少ないので、自分の仕事を振り返る機会にもなりました。
午後は、松井郁夫さんの主宰される「き組」ゼミで今日はお話をさせて頂きました。
私などはほぼ独学で木造を学んだので、最初松井さんにお会いした時には「基本がなっていない!」とお説教されるかと思っていたのですが、実際の反応は真逆のもので、松井さんの懐の深さに感謝しています。
今日の話はてんこ盛りで、調子に乗って2時間半もお話してしまいましたが、全国各地から集まる「き組」の受講生からは、私のブログのファンだなんていう方もたくさんいらして、温かく迎えて頂きました。
松井親子の関係もまた、私にとっては憧れで、私も息子が成人したらこんな関係でありたいと強く思ったのでした。
講演後も松井さんがうつらうつらと舟を漕ぎ始めるまで、毒の入った、もとい刺激的な話がいつまでも続きました。今日は本当に楽しい時間をありがとうございました。ご参加の皆様にも感謝致します。





