大屋根の家

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建立から千年を超える歴史を持つ寺院の寺務棟増築計画です.先行して建築された庫裏や,既存の客殿・本殿など分散していた寺院機能が,本寺務棟計画によってようやくひとつに結ばれました.

新しい寺務棟には,前述の寺院の執務動線の接続に加え,訪問者への対応窓口となる大玄関,僧侶控室を兼ねた和室,備品収納スペース,住職の執務スペースといった機能があらたに求められました.

その佇まいは,一連の歴史的建築群との調和と敬意から屋根を低く抑え,軒を深くのばすことで懐深く来訪者を迎え入れる形としています.伝統の中にも現代的な設えを取り込み,その歴史の更新や未来へ継承の思いを込めました.

この場所が寺務棟という機能を離れ,訪れた檀家さんや参拝者の安息の場として,また地域にひらかれた交流の場となることを願っています.

所在地:埼玉県
用途地域:市街化調整区域
構造:木造在来工法 地上平屋建て
敷地面積:7,712.84㎡ /2,333.13坪
建築面積:115.10㎡ /34.81坪 ※増築面積
法延床面積:103.13㎡ /31.19坪 ※増築面積
設計期間:19/04-20/02
工事期間:20/02-21/02
施工:堀尾建設
植栽:小林賢二(小林賢二アトリエ) ,金子実(金子造園)
撮影:新澤一平
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建立から千年を超える歴史を持つ寺院の寺務棟増築計画です.先行して建築された庫裏や,既存の客殿・本殿など分散していた寺院機能が,本寺務棟計画によってようやくひとつに結ばれました.

新しい寺務棟には,前述の寺院の執務動線の接続に加え,訪問者への対応窓口となる大玄関,僧侶控室を兼ねた和室,備品収納スペース,住職の執務スペースといった機能があらたに求められました.

その佇まいは,一連の歴史的建築群との調和と敬意から屋根を低く抑え,軒を深くのばすことで懐深く来訪者を迎え入れる形としています.伝統の中にも現代的な設えを取り込み,その歴史の更新や未来へ継承の思いを込めました.

この場所が寺務棟という機能を離れ,訪れた檀家さんや参拝者の安息の場として,また地域にひらかれた交流の場となることを願っています.

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