呑川の家
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のどかな呑川の眺めを望む小住宅です.呑川側にはささやかな緑地帯があり,キッチンに立つことでこの緑地と開放的な眺めを一望することができます.
敷地南側には隣家が迫り採光にやや難のある敷地でした.採光上のハンデを克服するために壁の上部に欄間を設け,東側からの光をダイニングまで導くようにしています.ダイニングには造作によるベンチソファを設けてプランをコンパクトにまとめるとともに,ロフトの設置や収納を繊細に作り込むことで十分な収納量を確保しています.
1階には床下エアコンを設置し,冬期の階間で生じる室内温度差を和らげています.また軸流ファンを併用することで,2階のダイニングに1階床下の暖気を直接引き上げ,最小限の設備で家全体を安定した温熱環境に保てるようにしています.外部環境をおおらかに受け入れながらも,高い性能と緻密な作りをバランス良く配置した住宅です.
所在地:東京都大田区
用途地域:第一種低層住居地域
構造:木造在来工法 地上2階建て+ロフト
敷地面積:88.79m² /26.85坪
建築面積:44.37m² /13.42坪
法延床面積:
86.12㎡ /26.05坪 ※ロフト含まず
95.28㎡ /28.82坪 ※ロフト含む
設計期間:18/11-19/07
工事期間:19/10-20/04
施工:大和工務店
植栽:小林賢二(小林賢二アトリエ)
撮影:新澤一平
のどかな呑川の眺めを望む小住宅です.呑川側にはささやかな緑地帯があり,キッチンに立つことでこの緑地と開放的な眺めを一望することができます.
敷地南側には隣家が迫り採光にやや難のある敷地でした.採光上のハンデを克服するために壁の上部に欄間を設け,東側からの光をダイニングまで導くようにしています.ダイニングには造作によるベンチソファを設けてプランをコンパクトにまとめるとともに,ロフトの設置や収納を繊細に作り込むことで十分な収納量を確保しています.
1階には床下エアコンを設置し,冬期の階間で生じる室内温度差を和らげています.また軸流ファンを併用することで,2階のダイニングに1階床下の暖気を直接引き上げ,最小限の設備で家全体を安定した温熱環境に保てるようにしています.外部環境をおおらかに受け入れながらも,高い性能と緻密な作りをバランス良く配置した住宅です.