町屋の家
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下町風情の残る敷地周辺は,細い路地沿いに木造住宅が密集するように建ち並んでいます.該敷地には,都電荒川線に併行する計画道路ラインに敷地の約半分がかかり,また都の木密地域不燃化政策とも絡んで,近い将来の敷地分割への対応と,高い防火性能が求められていました.
計画は単身の子世帯(二世帯)と,ご両親が同居する三層三世帯のプランニングとなっています.将来の敷地分割にも対応できるよう,建物は平屋部と母屋を廊下でつなぎ,将来は平屋部のみを切り離せるようにしています.構造にはSE構法を採用し,高い耐震性能を確保した上での燃え代設計により,一部の梁をあらわしとして木質感のある空間に仕上げています.
所在地:東京都荒川区
用途地域:準工業地域(東京都新防火地域)
構造:木造(SE構法)地上3階建て
敷地面積:126.18m²/38.16坪
建築面積:68.46m²/20.70坪
法延床面積:146.30m²/44.25坪
設計期間:12/07-13/07
工事期間:13/08-14/05
構造設計:蓑輪快人(NDN)
施工:解良工務店
撮影:後関勝也(バウハウスネオ)
下町風情の残る敷地周辺は,細い路地沿いに木造住宅が密集するように建ち並んでいます.該敷地には,都電荒川線に併行する計画道路ラインに敷地の約半分がかかり,また都の木密地域不燃化政策とも絡んで,近い将来の敷地分割への対応と,高い防火性能が求められていました.
計画は単身の子世帯(二世帯)と,ご両親が同居する三層三世帯のプランニングとなっています.将来の敷地分割にも対応できるよう,建物は平屋部と母屋を廊下でつなぎ,将来は平屋部のみを切り離せるようにしています.構造にはSE構法を採用し,高い耐震性能を確保した上での燃え代設計により,一部の梁をあらわしとして木質感のある空間に仕上げています.