Finland通信


2000/12/13
Vol. 24

" コンペ、その後 "


先日のコンペの当選案に基づいて実際のプロジェクトチームが編成、とりあえずクライアントである動物園側にプレゼンテーションするための模型が、昨晩ようやく完成しました。今日はリーダーのヴィレや教授たちが打ち合わせに出かけています。
当選案はKUPLA(バブル)と名付けられた軽い構造体で覆われた塔。しかしその不定形に加えて構造、工法、コスト、全てに於いて早くも問題が山積みです。


模型はなかなかの出来映えとなりました。最後に表皮である細い木を一本一本固定していくのはなかなか骨が折れましたが。まあ今回は時間がなかったため実質的な構造検討は抜きの、いわばイメージ模型です。来年からのスタジオでは実現に向けてのより厳しい検討が要求されてゆきそうです。

ただ...絵を描くだけなら誰でも描けます。そして模型だけならどんな表現でも可能です。でもそれと現実の建築との間にはおおきな開きがあります。大きなチャレンジをする時には、コンペ時点でもそれ相応の自分なりの実現のためのスタディと確信が必要だと思います。少なくとも今回のこの案にはその辺の所が現時点で根本的に欠けているような気がしていて、そこを詰めるのがこのスタジオの意義だとしても当選してから根本的なシステムを考え直すのでは何のための実施コンペだったのか、と思わざるを得ず少しもやもやしています...。

とにかく!やるからには実現させないと。来年からのスタジオでも引き続き、チームでスタディしていきたいと思います。