KAMUROのめがね


KAMURO | SCALA 159P
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小さい頃は目が良いことが唯一の自慢だった(両目とも2.0だった).
けれども一方では,ないものねだりで眼鏡というものに対する憧れも抱いていた.その後幸か不幸か僕の視力は次第に落ちてゆき,運転や生活にも支障が出るようにもなっていったのだけれど,試しにかけた眼鏡があまりに似合わず,それ以来自分には眼鏡は似合わないのだと頑なに思うようになった.

そんな折り,10年ほど前だったか青山の骨董通りで一件の眼鏡屋さんを見つけた.それがKAMUROだった.一見個性的に見えて,実はどこにでもあるような眼鏡が多い中で,KAMUROの眼鏡には”そこにしかない”オンリーワンの異彩を放った個性があった.また当時眼鏡コンプレックスだった僕が,はじめてかけてみたいと思ったのもまたこのお店の眼鏡だった.

現在所有する5本の眼鏡はすべて同店で購入したもので,写真の眼鏡もそのひとつ.
ありそうでない鮮やかなオレンジ色のフレームと,凝った意匠の柄のディテールが気に入っている.まるで極彩色のトンボが羽根を広げているみたい.難点はネジがゆるみやすいことと,少し重いので長時間かけていると少し疲れることくらいか.

それでも”いざ勝負”という時は,この眼鏡をかけるとおのずとスイッチが入る.それも眼鏡の持つ効能のひとつかもしれない.

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