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sekimoto

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昨日は埼玉県寄居町で計画してきた「緩斜面の家」の地鎮祭がありました.
どこまでもなだらかな緩斜面と,遠景に秩父の山々.本当にのどかで良いところです.敷地も150坪と大きいのですが,それ以上に視界に入る風景すべてが”庭”と呼べそうな立地でもあります.

緩斜面の家は個人住宅ですが,その家構えはまるで別荘のよう.窓からの眺めと,薪ストーブもあって,ここでの生活はちょっとした非日常感がありそうな気もします.ご主人はここから通勤されるとのこと.

これは常なのですが,設計では想像力が構想を追い越してしまい,敷地に張られた地縄を見て「ちっちゃ!」と思うことがほとんど.この大きな家でもやはり思いました.長年設計をやっていても,まだこの感覚には慣れません.ましてやお施主さんは…予想外の小ささにやはり驚いていました笑.

でも上棟すると,その空間が瞬時に膨らむんですよね.不思議です.この家はその架構もハイライトのひとつ.今から12月の上棟が楽しみです.

[caption id="attachment_6205" align="alignnone" width="560" caption="緩斜面の家|2013年3月竣工予定"][/caption]