すこし前になるけれど,コンビニのレジに並んでいて,ふと目を向けた陳列棚をつい見とれて眺めてしまった.リカルデントガムのパッケージが一新されたようだった.
すごく良いデザインだと思う.単体だけではなく,陳列された際の全体系を憎いくらいよく計算している.こんど店頭で気づいたらよく眺めてみてもらいたい.このさりげないデザインは各種フレーバーがずらっと並んだ時にはじめてその威力を発揮するのだ.単体で主張するパッケージは多いけれど,陳列された際の全体系をトータルにデザインされているパッケージというのは,この手の嗜好品ではありそうであまりないと思う.
それに以前のパッケージもそうであったように,この手のパッケージは中身の味をいかにストレートに表現するかに力点が置かれることが多い.フルーツであればいかにジューシーなイメージを喚起するか.例えば果汁の滴る輪切りのフルーツ写真を使うというのが定番だと思うけれど,それをフルーツの写真をひとつも使わずにジューシーさを表現するという冒険はなかなかできるものではない.デザインサイドの提案力と,それを許容した企業がすごいと思う.
子供に媚びたようなパッケージがあふれる中で,久しぶりに潔いストレートなパッケージデザインに出会って嬉しくなった.リカルデント,やるじゃん!
category
STAFF (88)
建築・デザイン (263)
仕事 (616)
思うこと (255)
子ども (69)
遊び (11)
イベント (107)
生活 (245)
社会 (120)
メディア (178)
はまりもの (47)
NEWS (7)
大学 (57)
未分類 (6)
旅行 (36)
OPENHOUSE (81)
弓道 (6)
タニタハウジングウェア (19)
北欧 (93)
告知 (35)
温熱 (10)
建て主アンケート (3)
AALTO (32)
ディテール (13)
設計相談 (4)
オープンデスク (26)
動画 (26)
オンライン (35)
アワード (4)
求人 (5)
家具 (1)
muni (6)