11. 10 / 24

リカルデント

author
sekimoto

category
> はまりもの



すこし前になるけれど,コンビニのレジに並んでいて,ふと目を向けた陳列棚をつい見とれて眺めてしまった.リカルデントガムのパッケージが一新されたようだった.

すごく良いデザインだと思う.単体だけではなく,陳列された際の全体系を憎いくらいよく計算している.こんど店頭で気づいたらよく眺めてみてもらいたい.このさりげないデザインは各種フレーバーがずらっと並んだ時にはじめてその威力を発揮するのだ.単体で主張するパッケージは多いけれど,陳列された際の全体系をトータルにデザインされているパッケージというのは,この手の嗜好品ではありそうであまりないと思う.

それに以前のパッケージもそうであったように,この手のパッケージは中身の味をいかにストレートに表現するかに力点が置かれることが多い.フルーツであればいかにジューシーなイメージを喚起するか.例えば果汁の滴る輪切りのフルーツ写真を使うというのが定番だと思うけれど,それをフルーツの写真をひとつも使わずにジューシーさを表現するという冒険はなかなかできるものではない.デザインサイドの提案力と,それを許容した企業がすごいと思う.

子供に媚びたようなパッケージがあふれる中で,久しぶりに潔いストレートなパッケージデザインに出会って嬉しくなった.リカルデント,やるじゃん!