昨日はサッカーを続けている息子の、親子サッカー大会というのがあった。
その大会でのこと。試合が始まる直前、うちの子がコーチの背中を追いかけている姿が目に入った。やりとりに耳を澄ますと、次は誰がキーパーをやるのか、次は自分がやりたい!と必死にコーチにアピールしている様子。
ところがコーチはそんな訴えを聞こえていないのか無視しているのか、他の子達とじゃれあいながらもどんどん先に歩いて行ってしまう。コーチも冷たいなあ。コーチに無視されて一瞬心が折れたように見えたのだけれど、うちの子はまた思い直したように再び後ろをしつこく追いかけている。
それを後ろから見ていて、親としては切なくなってしまった。やらせてやってほしいという思いと、けしてキーパーがうまいというわけではないのだから、正直やめておけと思うところもあった。
ところがその後、コーチの口からは「キーパーは大地」とうちの子の名前を呼ぶ声が。周りからは「え〜、それなら俺がやりたかった!」の声。「だめだ、最初にやりたいと言ったのは大地なんだから」
その言葉に救われ、思わずうちの子に駆け寄って「よかったな!」と頭を撫でてしまった。そして感心した。自分はどちらかというとそういう時空気を読んでしまう。自分よりすごいヤツがいるのだからと、おとなしく、そしていつか自分の名が呼ばれるのをじっと待っているような、そんな子どもだったように思う。
自分が本当にやりたいのだったら、やりたい!と自ら声をあげなければ何も始まらない。なんてシンプルな真実だろう。
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