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sekimoto

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この秋,いくつかの媒体に掲載頂きましたのでご案内致します.

・住まいの設計1・2月号|扶桑社 『池上の家』

昨年夏に竣工した,築76年の住宅の全面改装「池上の家」の取材記事です.
いわゆる家づくりの事例紹介記事ではなく,「家を愉しむ人々」という松井晴子さんの取材・文による,クライアントの住まい方にフォーカスを当てた記事としてご紹介頂いています.この「池上の家」は技術的な解決やその建築的な見所も多いのですが,それらは先の「建築知識」で取り上げて頂いたので,今回クライアントの暮らしぶりに取材を頂けたのは嬉しく思いました.住宅そのままに魅力的な暮らし方をされているご家族なので,是非書店でお手に取ってみてください.

それにしても,最近この手の雑誌に掲載されている建築家は皆さん知り合いばかりで,ご無沙汰ばかりで誌面で再会というのもおかしな感じがします.



・これなら住みたい仮設16プラン|書肆侃侃房(しょしかんかんぼう) 『成長する家』

これは震災後に発足したプロトハウス桑原さんを中心とした,仮設住宅を考えるマザープロジェクトの取り組みが一冊の本になったものです.私は”仮設”そのものというより,仮設的住宅からはじまって復興の時間軸と共に家を増築したり,2階建てにできたりする「成長する家」というコンセプトを掲載させて頂きました.

こうした取り組みは我々に限らず,震災後多くの建築家が取り組み,うちいくつかの取り組みが現実化したりしています.こうした取り組みというのは全てが実現できるわけではありませんが,こういう事態を目前にして建築家として何を考えるのか,行動できるのかが試される機会であったようにも思います.他の建築家も個性的で秀逸なアイデアを披露しています.こちらも見かけた際はお手に取ってみてください.