「紫陽花の家」は竣工から2年が経ち、我々の竣工写真とは別にOZONEさんによる2年越しの竣工撮影が行われました。梅雨に入っていますが、紫陽花の咲く季節にこだわっての撮影です。

私も久しぶりに出向きましたが、緑の成長に目を見張りました。建物に負けないくらいのパワーで、竣工撮影は2年くらいしてから撮るのも悪くないと思いました。また竣工と同時期に生まれた双子ちゃんもすくすくと育っていて、子供の成長パワーも実感した一日でした。

当時意図した”森の中のような浴室”は、その意図に確実に近づいているようです。こちらは、来月のOZONEの機関誌O-Cubeにてフルカラーでご紹介頂く予定です。

Kさま、お休みのところ撮影にご協力くださりありがとうございました!



軽井沢で進めています「蛍沢の家」が先週上棟し、週末に上棟式で行って参りました。

軽井沢は平坦地が多いですが、一部にはこんな谷地もあります。得がたい敷地に、計画の初期から心躍っていましたが、前面に迫る新緑の緑に圧倒されました。

軽井沢らしい端正な家です。リオタデザインでは珍しくちゃんと軒もあります笑。軽井沢では条例で軒がない家は作れないのですね。

これからの軽井沢通いも楽しみです!


2月に竣工しました住宅「TOPWATER」につきまして、竣工写真をサイトにアップしました。撮影は新澤一平さん。

撮影当日はあいにくの曇り空でしたが、北側道路のため快晴だと逆に逆光になって写真が撮りにくくなるという住宅でしたので、丁度良かったかもしれません。室内も新澤さんらしい柔らかい光で撮って頂きました。

可愛い姉妹にもモデルとしてご協力を頂きました。
どうかサイトにてご覧下さい!

TOPWATER
http://www.riotadesign.com/works/17_topwater/


昨日は建築家の松井郁夫さんが主宰されておられる建築の私塾「木組ゼミ」に呼んで頂き、近作のいくつかについてお話しをさせて頂きました。松井さんの木組ゼミに呼んで頂くのは、今年で3回目。

ワークショップ「き」組 http://kigumi.jp/

木組ゼミは釘や金物に頼らず、木を木で組む、日本の伝統構法で建てる家づくりを伝授継承するための私塾で、松井さんも設計事務所運営の傍ら、全国から設計事務所や工務店などに勤務される塾生を募って教えていらっしゃいます。

そんな松井さんの住宅は日本の民家のように、骨太で100年経ってもびくともしないようなノウハウと思想によって作られています。


私も志は同じくしながらも、ある意味そのアプローチは全く異なります。金物も使いますし、空間の作り方もより現代的です。

そんな私の家は松井さんからどう見えるのだろう?といつも思いますが、松井さんはそんな私の家を面白いといって、毎回見学にいらして下さいます。自分と違うことをしている人は面白い、というのが松井さんのスタンスなのですね。

松井さんと言えば、伝統木造の世界では第一人者でいわゆる巨匠のひとり。にもかかわらずその懐の深さと柔軟さには、いつも頭が下がるばかりです。


この日の話もだいぶてんこ盛りになってしまいましたが、毎回面白いとおっしゃって下さるのでこちらもやりがいがあります。懇親会では、いつも松井さんの深いお話しをいろいろ伺えるのが楽しみにもなっています。毎回、私が勉強しに行かせて頂いているようなものですね。

また来年もご縁があれば呼んでください!
松井さん、木組ゼミの皆さま、どうもありがとうございました。


いろいろ仕事が一区切り付いたので、以前から懸案だった事務所の収納問題について向き合うことにしました。

事務所には年々増え続ける模型、そして雑誌や出版社などから頂く献本類が増え続け、泣く泣く処分したり、どこにも収納できずデスクの上に万年平積みになっていました。

住まいも同じだと思いますが、物理的に面積を増やすことが出来なければ、あとは空間の気積(立体)を使うことを考えなくてはなりません。狭い我が事務所で注目したのは、ミーティングデスク下の空間です。


これが事務所のミーティングデスクです。

我ながら画期的な作りになっているのですが、860×1700サイズのテーブルが3×6版の18mmのシナ積層合板2枚のみで、固定金具を一本も使わずにできています。いわゆる、現場で大工さんが作業台として使う”ウマ”と同じ原理です。



分解するとこんな感じ。原理的には、これなら畳んでどこにでも簡単に持ち運ぶことが出来ます。(ま、持ち運びませんけどね)

この天板だけを残して、下の脚部に収納を付加できるようにしたらどうかと考えました。収納として使うのは我々が腰かける側だけで、ゲスト側はありません。図面化するとこんな感じ。


こんな時、自分がこういう仕事をしていて良かったと思う瞬間です。”こんな風にしたい”を自ら簡単に図面化することが出来ます。製作はいつも家具工事でお世話になっている藤沢木工所さんにお願いすることにしました。

さて約1ヶ月後、藤沢さんがやってきました。



特徴的なのは魚の骨みたいなトゲが四方に出ていることです。
これをひっくり返して、その上に既存の天板を乗せれば…



はいできあがり!とても簡単な作りです。

見た目は元のテーブルとあまり変わりません。先ほどのトゲの部分は、このように持ち出された天板を支える役割を果たしています。


ゲスト側のパネルには下部にスリットを設けています。靴のつま先が入るようにです。そうしないと、つま先でいつも蹴飛ばされる部分が真っ黒になってしまいます。

こういうちょっとしたことが、家具のデザインでは重要になってくるのですね。


反対側は収納になっています。わずかこれだけのスペースでも劇的な収納力を得ることが出来ます。重要なのは何を収納するかをはっきりさせることで、ここでは下部に過去の掲載誌やそのスクラップなどを、そして上部には模型が載せられるようにしました。

模型棚は、事務所の小さな模型の平均サイズを測り、有効高さを100mm程度取ればすっぽり入ることから、220mm程度の隙間に模型棚を2段に分けてぴったり収納しました。ちなみに、模型を下にすると蹴飛ばして壊してしまうかもしれないので上にしています。

ということで模型置き場に困っていたのに、一転してまだまだ置けるスペースが出現しました。これは嬉しい!


脇には無印良品のキャスター収納を置きました。こういうところは既製品に頼るのが一番です。中には過去の製本図面を入れています。

この製本図面も年々増えて困っていました。ここに置けばスタッフも取りやすいし、打合せ中に過去の図面をちょっと引き出すにもとても便利です。


それにこんな感じで動くので、打合せの際にサンプルを載せたり、どかしたりすることもできます。また最近たまにあるのですが、事務所に6人くらいの大人数がいらした際も、以前のテーブルよりは多くの人が楽に座ることが出来ます。


さてこの日はオマケで、藤沢さんにはもう一つお仕事をして頂きました。以下は私の自宅の下足入れなのですが、


自分で設計しておきながら、これは失敗したと思ったのは、下足入れの扉下に十分なスペースを設けなかったこと。今では絶対にやらないことですが、住み始めてすぐ気付きました。靴が出ていると扉が開かないのです。

それでも、まぁいいかとばかり10年を過ごしてきましたが、簡単に改善できることなのでこれを機に改良をすることにしました。


運ばれてきたもう一つの魚の骨。

これは台輪と呼ばれるものですが、下足入れの下に付いている低い台輪を高いものに付け替えて頂きました。幸い下足入れ自体が固定されておらず、床に置かれているだけでしたので作業は簡単に済みました。


あぁスッキリ!

いつも思うことですが、家は建てておしまいではなく、生活の変化や、小さな「まぁいいか」の蓄積をどこかで精算するように改善すると、本当にストレスがなくなるのと同時に、体のアンチエイジングと同じように、また家が若返ったような気がして嬉しくなるものです。

事務所を併設している我が家も丸10年を経て11年目に入りました。建て主の模範となるよう、手入れを怠らず暮らしてゆきたいと思っています。

作業して下さいました藤沢木工所の皆さま、ありがとうございました!

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