クライアント宅にて5時間半の打合せ後、事務所に戻って編集者さんと4時間の打合せ。昨日は打合せに暮れた一日でした。

以前も書きましたが、次号の「建築知識ビルダーズ」はホテリアアルト特集。最初は特集ではなく、巻頭記事書いて下さい的な話だったのですが、設計者の益子義弘先生にもご協力を頂き、撮影陣が現地にも赴き、提供頂いた膨大な図面や資料を前にして、木藤編集長も腹を決めたようです。

それにしても、昨日見せて頂いた計画時の図面にびっしり書き込まれた益子先生直筆による指示、スケッチ、つぶやき?の数々は実に示唆深く楽しいものでした。

実際に宿泊し、妄想し、仮説を立て、こうに違いない!からのちょっと答え合わせ。え、そういうことだったの?だからあそこはそうだったのか!でもそれならどうしてここはこうなのだろう?

答えといっても完全な答えじゃないんですね。真相は闇の中、すべては益子先生の頭の中。

私も一応は設計者のはしくれですから、益子先生による設計の追体験というか、私の設計アプローチとずいぶん異なる思考、嗜好、指向、そして試行の数々に触れ、知恵熱が出そうなくらい触発されました。そこらの推理小説を読むより100倍も楽しい時間を過ごさせて頂いております。

木藤編集長から当初託された2000字あまりの原稿は、大幅に超過して現時点で6000字に迫っています。まだまだ増えそう…。ことの収集は木藤さんにお任せするとして、私はしばしこの与えられた幸せな仕事(ミッション)と向き合いたいと思います。

木藤さん、差し入れありがとうございます!
というか、本人が一番嬉しそう?


デンマークのトップライトメーカー、ベルックスさんのサイトに、我々の設計した「緩斜面の家」の実例を載せて頂きました。

○KOMFORT 実例集
http://www.velux.co.jp/cases/gallery-komfort2/case4

今ではかなりの頻度で、トップライトを設計に織り込むことが多くなってきました。思えばきっかけとなったのは、この緩斜面の家だったような気がします。

この住宅には3箇所のトップライトがあるのですが、それまでトップライトというと「夏暑いんじゃないか」とか「コストアップになる」「雨漏りが心配」といったネガティブな理由で、あえて避けていたところもあったのですが、この住宅での使用でそれらは吹き飛びました。

適所に設けると、夏も風を掴まえてくれて実に涼しいんですね。そりゃ何もしないよりはコストアップになりますが、この光の効果を考えると魅力は余りあります(もちろん設計によりけりですよ)。

というわけで、このブログでも思わず宣伝めいたことを書いてしまいましたが(広告料はもらってません笑)、どうかサイトの方はチェックしてみて下さい。

ちなみにベルックスの広告は一線で活躍されている著名建築家の事例が多く紹介されることでも有名。今回そんなベルックスさんのサイトに住宅を掲載して頂けたことを光栄に思います。

○ほかの住宅の実例集はこちら
http://www.velux.co.jp/cases/gallery-komfort


住まいの設計(扶桑社)の最新号5・6月号に『暁の家』を掲載して頂きました。

>> 住まいの設計(扶桑社)5・6月号

本号の第二特集は”ペットと共に暮らす住まい”。愛犬と暮らす家と愛猫と暮らす家がそれぞれ紹介されており、暁の家は愛らしい2匹の猫と暮らす家ということで紹介頂きました。

猫のために設計で設えたいくつかの仕掛けは、その後もとてもうまく機能しているのですが、気まぐれな猫とのこと、カメラマンさんがレンズを向けるとどうしてもヘソを曲げてしまいます。

誌面ではサービスショット満点に見える猫たちですが、撮影時の奮闘(格闘?)ぶりを想像しながらご覧下さい。お住まいもとても美しく暮らして下さっています。


17. 02 / 16

猫知識



建築知識の”あの特集”がビビットで紹介されると聞き拝見しました。朝の情報番組で「建築知識」が連呼され、タレントがコメントするというシュールな状況。

通称”猫知識”は4万部の大ヒットとのことで、もはや社会現象。バックナンバーは高騰し今やネットで5,000円近い値段がついています。三輪編集長からはまさかの「犬知識」発言も。どこに行くのか建築知識!?

ちなみにこの号には、リオタデザインの猫住宅事例も何件か紹介して頂いています。加えて私の連載と、リオタデザインのサイト紹介記事も載っているという豪華版。

”猫知識”さまのおかげでリオタデザインの仕事も結果的に広めて頂き、誠にありがたい限りです。アベノミクスならぬ、ネコノミクス。猫ブームにあやかり、リオタデザインも期間限定で”ネコデザイン”にするか検討したいと思います。


昨晩のSADIイベントに来て下さった偕成社の編集者さんに、とあるノルウェーの絵本を頂きました。中身を読みとっても共感するというか、くすっと笑ってしまう楽しい本だったのでご紹介したいと思います。

うちって やっぱり なんかへん?(偕成社)
トーリル・コーヴェ作 青木順子訳
http://amzn.asia/acteVJG

この本にはとある娘さん(作者の幼少時代)の、ちょっとした悩みについて書かれています。その悩みというのが、親が建築家であるということ。おしゃれすぎる家、マリメッコのワンピース、へんてこな自転車…。

そう、ご両親はただ優れたデザインのものを、良かれと思って揃えているだけなのです。でも娘さんの受け止め方は違います。ふつうの家にふつうのお父さん、ふつうのワンピースがただ着たいだけなのです。自転車だって、近所のお店で売ってるふつうの自転車が欲しいのです。

けれどもお父さんは、自転車がほしいという娘さんのリクエストに、受注生産のモールトン社の自転車をわざわざ英国に発注します。やっと届いた自転車に、テンションの上がったお父さんのウンチクが止まらない…。

娘さんは心の中の失望を懸命に隠そうとします。けれどもそれを次第にポジティブに受け入れてゆく、、とまぁそんなお話しです。


私のブログを読んでくださる方には、もうかなり刺さっていることと思います。あ、これ自分のことだ!と。

そうなんです。別に”ふつう”を否定しているわけじゃないんです。むしろふつうであろうとしているのに、自分の気持ちに素直に行動したり、惹かれるものを手に入れていくと、結果として人とはズレてしまうんです。建築家あるある、そして建築家住宅に住んでる人あるあるかもしれませんね。

この話を息子にしたら衝撃的な言葉が返ってきました。
「これ俺の話だ」

小さい頃、「おまえんちすごいな」と言われるのがとても嫌だったそうです。そうだったんだ…初耳でした。今はそんなことないそうですが。

実は私も小さい頃はそうでした。自分の住んでいる家が友達の住んでいる”ふつうの家”ではないことが嫌で仕方がありませんでした。親が”ふつう”ではないこともコンプレックスでした。

それを反面教師にして、今ではふつうの家に住み…ではないというのはなんなんでしょう?そういう家を作る張本人になってすらいる。ある意味突き抜けてしまったのかもしれませんね。

人に合わせるのではなく、自分らしく生きるというのは本当に幸せなことだと思います。この絵本のほんとうに伝えたかったことは、そういうことなんでしょうね。ある意味、北欧らしい考え方のような気がします。

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