「借景のある家」展 
https://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/286

新宿のリビングデザインセンターOZONEにて、来月より開かれる展示『「借景のある家」展』に「隅切りの家」を出展します。

「隅切りの家」は2013年竣工の住宅で、川原の桜並木を室内に取りこんだまさに「借景のある家」になっています。都内や市街地に家を建てる場合は、なかなか広い庭を取ることはままなりませんよね。周辺環境をどう活かすかというのが大きなテーマになってきます。

隅切りの家のような特別な環境というのは、求めてもなかなか手に入れることはできませんが、隣家にきれいな花の咲く木があるとか、南東に抜けがあって空が見えるというだけでも立派な環境ですし、設計上では大きな手がかりになることも少なくありません。

小さな敷地の中だけで住まいを完結させようと思わずに、周辺に向かって開いた家づくりには大きな可能性があります。そんなヒントを是非見つけに来て下さい!


「借景のある家」展

会期:2017年5月11日(木)~6月20日(火)※水曜日(祝日を除く)休館
時間:10:30~19:00
会場:リビングデザインセンターOZONE(3F OZONEウェルカムプラザ)
https://www.ozone.co.jp/access/
主催:リビングデザインセンターOZONE
入場料:無料
詳細は↓
https://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/286


現在事務所では、展示に向けて少し大きな1/50スケールの模型を制作中(写真奥)。手前に写っているのは当時の1/100模型です。


建築家の谷尻誠さんが東京事務所を移し、同時に設けた「社食堂」と称した食堂が話題になっている。いわゆる”社員”向けの食堂を”社会”にも開放するというこの試み、一般の人でも食事が出来るそうだ。

[社食堂] https://www.facebook.com/shashokudo/

ところが、写真を見て「ん?」と思った。
ここってもしかして、と思ったら、5年前にリオタデザインが10周年記念イベントを行わせて頂いたケースギャラリーがあった場所だった。ケースギャラリーも最近場所が移ったのは知っていたけれども、その場所に谷尻さんの事務所が入ったとは知らなかった。

それにしても懐かしい。
そう思って、当時の写真を開いてみた。(2012年10月6日当時)




わずか5年前の出来事とは思えないくらい、当時と今とでは私を取り巻く環境がずいぶん変わってしまった。ここに写るスタッフ達も皆退職し、現在は独立している。当時進行中だった計画は竣工し、いくつかはその後リオタデザインの代表作にもなった。

イベントは2部構成で、1部で私がリオタデザイン10年の歩みをお話しし、その後レセプションを行った。当時のスタッフとアイデアを出し合い、経費を節減しながら手作りで作り上げた会だった。会場を提供して頂いたケースギャラリーの湯川さんにも大変お世話になった。記録写真もいつも竣工写真を撮って頂く後関さんに撮って頂いた。





あらためて写真を見ると、ずいぶんと多くの方に来て頂いていたのだと驚く。その時は必死で、会が終わった後も写真をちゃんと見返すことをしなかった。

今もなお続く人間関係もあれば、ちょっと懐かしい顔もちらほら。それでも、こんな方にも来て頂いていたのだと驚くような顔もあって、今さらながらに冷や汗が出る。

熱が入りすぎて3時間くらいしゃべってしまったこと、思いのほか人がいらして料理が全然足りなかったこと、ご挨拶できなかった方がたくさんいらしたこと。どれも思い出すと「やっちまった」という感じなのだけれど、いらした方の温かな言葉の数々に、スタッフ一同とても報われたことは今でもよく覚えている。





そんなリオタデザインは今年で15周年。

そう書くとそうなんだと思うくらいで、特に感慨も節目感もないのだけれど、あらためてたくさんの方に支えられて今ここにいることを実感する。クライアント、そして一番身近にいて支えてくれる家族やスタッフにも感謝したい。変わらぬ関係でいてくれる仲間達にもありがとうと言いたい。

あと5年、20周年を迎える頃には私は50歳になっている。全く想像がつかない。もっとも、今の自分では想像がつかないようなことになっていてほしい。もちろん良い意味でだけれども。


2012年10月6日
10周年イベント『リオタデザインの10年』@ケースギャラリーにて


私が所属し企画委員長を務める北欧建築・デザイン協会(SADI)にて、今月トークイベントを行います。テーマはずばり「北欧アンティークを語る」ということで、私がモデレーター(平たく言えば司会です)を務めさせて頂きます。

ゲストはうちのクライアントさんも多くお世話になっている、北欧家具taloのオーナー山口太郎さんと、ライターで北欧デザインの著書も多い萩原健太郎さんをお招きします。

山口太郎さんは今や北欧アンティーク界では知らぬ者のいない有名人ですが、実はお互い北欧に何ら関わりのなかった幼少期からの知り合いで、幼なじみなんです。こうして巡り巡って、おたがい北欧にどっぷり浸かっているというのも因果なものです。(そんな裏話も少しお話しします)

当日は私の目線からお二人に色んなことを質問したいと思っています。
どうしてこの仕事をはじめたの?からはじまって、買い付けの苦労話や失敗談、はたまた本物を見抜く審美眼や北欧アンティークの魅力はどこにあるのかまで、クロストークで掘り下げてゆきます。

トークが主体でいわゆる堅苦しい講演会ではありませんので、皆さんお気軽にご参加下さい。もちろん一般の参加も可能です!(というか半分以上は一般参加者です)


SADIクロストーク企画
『北欧アンティークを語る』

ゲスト:
山口太郎 氏(北欧家具taloオーナー)
萩原健太郎 氏(ライター・フォトグラファー)
モデレーター:
関本竜太 氏(建築家|当協会理事)

日時: 2017年1月27日(金)19:00~21:00 (受付18:30~)
   ※終了後懇親会あり
会場: 工学院大学中層棟 8階 ファカルティクラブ
http://www.kogakuin.ac.jp/facilities/campus/shinjuku/access.html
定員 : 50名(会場先着順)
参加費: 一般 1500 円/学生 500 円/会員 1000円/学生会員 無料


詳しくはこちらより
SADI通信
http://sadiinfo.exblog.jp/26455082/

LIXILでのJIA住宅部会セミナーは昨日無事終了しました。このブログを見てご参加下さった方も数組いらっしゃいました。ご来場下さった皆様どうもありがとうございました。

今回のセミナーのテーマは「建築家の設計の進め方」ということで、普段誤解されていたり、理解されていない我々の仕事の進め方や中身について、建築家・湯浅さんの進行のもと、私と中澤さんの二人で交互にお答えさせて頂きました。

本当はもっとお話ししたいことがあったのですが、時間の都合であまりお話しできなかったこともありました。また今日いらっしゃらなかった方にも参考にして頂きたいこと(実際よく聞かれること)もあったので、この場でも私の回答分のみですが記録を残しておきたいと思います。

ただし、以下はセミナーでお話しした内容そのままではありません。議事録ではありませんので、文脈をわかりやすくするために適宜加筆・編集していますことを予めご了承下さい。


暮らしとデザイン ~建築家の設計のすすめかた~
2016.11.26 LIXIL SUMAIセミナーより

Q1: 家を建てる前に考えておくことはありますか?

関本: はじめての家づくりと、はじめての海外旅行は似ています。はじめての海外旅行は不安だと思いますが、そのために英語がペラペラになっておく必要も、その国の文化や歴史に精通している必要もありません。ご夫婦でガイドブックをめくりながら、こんなところに行ってみたい、こんな料理を食べてみたいと盛りあがるプロセスが楽しいのだと思います。家づくりでも同じように、建築雑誌をめくったり、テレビ番組を観たりして、こんな家に住んでみたいというイメージをご夫婦でどうか共有されて下さい。断熱や構造のことは、言われなくてもちゃんと我々が考えて進めますので。

Q2:建築家に設計を依頼するのはどのタイミングが良い?

関本: できれば土地探しを始める前にいらして頂くのがベストです。過去には、土地に予算が取られすぎて建築予算が組めなくなってしまった方もいらっしゃいました。バランスの良い家づくりのためには、土地と建物の予算配分も大切だと思います。また、専門家でなくてはわからない土地探しの落とし穴もたくさんあります。そんな予備知識を入れてから土地を探すのが家づくりの近道だと思います。

Q3:あらかじめ要望書などは用意した方が良い?

関本: 要望を箇条書きにすることなどは考えを整理するためには有効ですが、要望書よりも私は対面でのヒアリングを重視しています。箇条書きされたものをそのまま出されると、優先順位がわからず、そこに書かれた言葉を非常に強い意味に受け止めてしまうことがあります。対面でお話しすることで、ご要望のニュアンスや強弱、それに対するご夫婦間の温度差なども含めて汲み取ることができます。事前に夫婦で話し合って頂くことは大前提ですが、私は打合せには手ぶらで来て下さいとお願いしています。

Q4:イメージをどう伝えるのが良い?

関本: はっきりと要望が定まっているものに関しては、具体的にお伝えしてもらったほうが良いですが、どうすればよいかわからないものは、わからないなりに抽象的な言葉で伝えてもらった方が逆にイメージが膨らんで、お施主さんが思いもよらなかったような提案が出せることもあります。過去に「お箸のような家にして欲しい」と言われたことがありました。その心は、シンプルだけどどんな使い方もできる家とのこと。うまいなあと思いました。我々の想像力がフル回転するのはそんな時のような気がします。

Q5:要望はすべて叶えてくれますか?

関本: ご要望はなるべく叶えるようにしています。ただ、一方では言われたことをそのまま叶えることがご要望を叶えたことにならないこともあります。我々が大切にしているのはそれを咀嚼するということです。例えば大きな窓が欲しいと言われたとき、言われたとおりにしたらプライバシーが損なわれて、結局カーテンを締めきりにされてしまうかもしれません。大切なのは光が欲しいのか、眺望が欲しいのか、閉塞感が嫌なのか、それによってはトップライトにしたり中庭にしたりといった、別のアウトプットも出てくるかもしれないということです。なのでお施主さんも要望の伝え方には工夫が必要ですし、我々にもコミュニケーション能力が求められます。

Q6:ご提案のプランはいくつ用意しますか?

関本: 原則としてはお出しする提案は一つです。プランの可能性がいくつあるかと尋ねられれば、3つ以上はあると思いますが、それを並べてお施主さんに選んでもらうという方法には違和感があります。人から相談を受けて、「どうしたら良いか?」と訊かれたら、私は「こうした方が良い」とシンプルに自分の考えを答えると思います。設計の提案とはそういうもので、その答えに違和感を持った場合は、その人ではない人にお願いするのが得策かもしれません。

Q7:建て主とのコミュニケーションは何のため?

関本: お施主さんは我々と話をすることで、自分たちの性格やライフスタイルについてより深く理解できると思っています。ある意味壁打ちのようなもので、我々は壁打ちの壁でありたいと思っています。私はお施主さんがおっしゃったことを咀嚼し、同じ意味のことを別の言葉や形でオウム返しをしてゆきます。お施主さんは自ら話すことで考えが整理され、できあがったものは我々が創造したものなのか、お施主さん自身が作り出したものなのかが曖昧になってゆきます。住宅における”デザイン”とは、そのプロセスでちょっと”盛る”作業のことかもしれません。住宅はその人の映し鏡だとしても、その人を等身大よりもちょっとだけ美しく映し出す鏡であるべきだと思います。

Q10:建築家がハウスメーカーや工務店と違うのはどういう点ですか?

関本: 組織や企業の一担当者としては、個人的な意見は発しにくかったり、求められなかったりすることもあるかもしれません。「個人的には○○」と思っていたとしても、「会社の方針としては△△」だとしたらそちらが優先されるのが組織です。我々は個人として生き、自らの価値観で仕事をしています。こんなことを言ったら失礼かなと思うことでも、はっきり言うべき時は言いますし、自らの得にならないことでもそれが正しいと思えることは正直に行動するようにしています。ハウスメーカーや工務店がそうではないということはけしてありませんが、設計を専業で行うことによってより中立性は保たれると思っています。

Q11:住宅を設計するときに、最も大切なことは何ですか?

関本: 私にとってそれは「美意識」のようなものだと思っています。それは審美的なものも含まれますが、生活感覚や金銭感覚、そういうのは嫌だなとか、気持ち良いなといった価値観や道徳心のようなものも含まれると思います。我々はお施主さんそれぞれの美意識にチューニングを合わせ、この方はこういうのはきっと嫌だろうなとか、こういう設計をしたらきっと喜んでくれるだろうな、と想像しながら設計をしています。プレゼンテーションやお施主さんとの打合せは、その答え合わせのようなものかもしれません。


きっとこのセミナーシリーズ、まだまだ続きそうです。
またの機会をお楽しみに!


昨日は建築家・高橋隆博さんのギャラリー秀での北欧イベントに呼んで頂きました。

冒頭は前の時間にイベントをされておられた北欧ライター森百合子さんとのクロストークから。森さんとは古い友人で、2004年の今はなき雑誌LIVING DESIGNの新年会で知り合いました。この日は二人で当時のことを懐かしく回想させてもらいました。

後半は私のフィンランド話をみっちりと。もうちょっとアッサリやるはずが、結局全部乗せに…。フィンランド話は尺がいくらあっても足りません。高橋さん、森さん、楽しかったです!ありがとうございました。


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