CHAIRS

MY COLLECTION




LOVE CHAIRS

 子が好きな人はよく「その椅子が自分を呼んでいた」などと言います。

ぶらりとたまたま覗いたお店で、たまに素晴らしい椅子に出会うことがある。椅子を選ぶ基準は人それぞれだと思いますが、僕の場合形態のおもしろさやファッションのみを追求した椅子や、逆に機能だけの椅子には何の興味も持ちません。


「こうでなければならなかった」明確な意図と、「誰でも手に入る」大衆性、そして「作った人の情熱を感じさせる」ぬくもり。これらは椅子のデザインにとってとても大切なことだと思っています。そして何より増して大切なのは「座り心地」であることは言うまでもありません。

椅子は相性です。そしてそれは座ってみればすぐにわかります。そして、こうした椅子に接する時、時代を超えてデザイナーの息吹を直接感じるような気がします。





RAR
Charles&Ray Eames

長い間ずっと欲しかった椅子の一つ。ショップに頼んでおいたら
,2ヶ月ほどで入荷した。イームズのシェルチェアは1989年に生産中止になっているため、本国(アメリカ)でのデッドストックに頼るしかない。そこにあるだけで部屋が明るくなる不思議な椅子。

DKR
Charles&Ray Eames

アメリカ製レプリカ。横方向に流れるロッドを直行する2本のロッドで挟みこむ端部のディティールが美しい。
以前仕事でモデルルームを作った際にコーディネートして、使用後に半値で譲り受けたもの。ちなみにこの時のもう一つのシェルチェアは友人が所有している。

DSR (with Girard's vintage fabric-Blue-)
Charles&Ray Eames
モダニカが企画して限定販売したアレキサンダー・ジラルドのデッドストック・ファブリックを張り込んだサイドチェア。この椅子に座っていると本当に何時間座っていても疲れません。一見するとわかりませんが座ってみると他の椅子とは根本的に違う事がわかります。背もたれの微妙な形状がこの椅子の座り心地を決定づけています。

DSR (with Girard's vintage fabric-Orange-)
Charles&Ray Eames

同上のオレンジバージョン。
本当に良くできている椅子です。エッフェル塔のような足は加重をかけることによって、より強固に安定するような構造になっています。こちらのシェルはレプリカですがオリジナルのシェルも素晴らしいです。

No.14
Gebr.Thonet
ネジ止め法によって接合されたパーツは分解すると36脚をたった1m四方の梱包で輸送する事ができる。そして1865年以来ほとんどその形を変えることなく今なおベストセラーのこの「14番」。我が家の椅子は1920年代の製造で座面にエスニックな彫物が入っている。脚を束ねる曲木がオリジナルと同じリング状になっている所がお気に入り。

T-0528
天童木工
この椅子は前に居た事務所の引っ越しの際に頂いたもの。一見ヤコブセン調だが実は日本製。長いあいだメーカーや品番など一切不明だったのだが、このページを見た人の指摘で判明した。1966年から1985年ぐらいまで製造されていたらしい。なんだか60年代モダニズムのようなレトロな趣が気に入っている。

AALTO NO.60
Alvar Aalto

一見何でもないスツール。でもこの脚の曲木技術は非常にユニーク。無垢の木に平行に何本もの挽き目を入れることによって曲げる「挽き曲げ」と言われる技術を使っており、古くは犬ぞりのスキー部分に使われてきた伝統技術だ。ヘルシンキにて約6000円で購入。写真のようなトラベルパッケージもある。

LAPIN
中村好文
安曇野のいわさきちひろ美術館(設計:内藤廣)で販売していた子供用椅子(ちなみに美術館の家具も中村氏によるもの)。耳が背もたれ、脚の接続部がそれぞれ目になっている、なんともかわいらしい椅子。中村氏は建築家だが、もともと家具デザイナーだけあってここの家具はどれも素晴らしかった。

RIKIスツール
渡辺 力

わずか2千円のダンボール・スツール。自分で折って組み立てる。ダンボールながら耐荷重は1t(!)。性能試験表までついてくる。いろいろな色があるので色を組み合わせてオリジナルスツールを作ることも可能。

AALTO NO.65
Alvar Aalto
基本的にアアルト・スツールの後ろ足部分を交換して背もたれを付けただけの単純なダイニングチェア。ヘルシンキのアンティークショップで値切って約6千円で購入。座面に薄くて赤いビニールレザーがかかっている。バラして持ち帰れるし、各アアルトチェアと構成パーツが同じなので再びスツールにしてしまう事も可能。

Domus Chair NEW !
Ilmari Tapiovaala
ヘルシンキのドムス・アカデミカ(学生会館)の為にデザインされたタピオヴァーラの代表的な椅子で、フィンランド人の友人より譲り受けたもの。独特のフォルムがユニーク。各パーツが分解可能なので、帰国時に上のアアルトチェアと共に持って帰ってきた。

AALTO NO.69 NEW !
Alvar Aalto
フィンランドの”国民的椅子”アールト#69。構造は#65と同様で各パーツはアセンブル可能。#69の場合は背もたれもまたすべてバラバラになるため、よりコンパクトで経済的。フィンランドで最も多く普及しているアールトチェア。日本では白木の座面が人気だが、座面にカバーを付けて使用するのがフィンランド流。座り心地へのこだわりは生活の道具としての意識から来るのだろう。下の白い座面のタイプは、インテリアを担当したカフェmoiにて使用したタイプで共にビニールレザーでカバーされている。

B3 Wassily
Marcel Breuer
バウハウスの巨匠・ブロイヤーがデザインし、あのワシリー・カンディンスキーも愛用したとされる20世紀を代表する名作。 一般用の椅子で初めて鋼管が使われたことでも知られるが、 とても7〜80年前にデザインされた物とは思えない程線がシャープで洗練されている。

PAPASAN-CHAIR
?
50年代にケネディ大統領夫人も愛用していた(?)というこの椅子。ここに座ると当分立つ気力を失うほど座り心地がいい。それでいてめちゃくちゃ安い!唯一の欠点は狭い部屋だとかさばるという事でしょうか。

No.422 DIAMOND-CHAIR
Harry Bertoia
”ミニ”ダイヤモンドはよく見かけるが、これはオリジナルのラージ・ダイヤモンドで、最近ではけっこう珍しい。ファブリックのパッドがかかっているが、パッドを外してメッシュのまま腰掛けても痛くないほど全体の曲率が計算されている。台座と座面はゴムのサスペンションのみで接しておりハンモックのような座り心地だ。


MONTREAL
(モントリオール)
Olivier Mourgue
こちらも事務所の引っ越時に頂いたもの。以前Pierre Paulin のデザインと書いていたのだが、ページを見たフランス人(!)の指摘により、ようやく作者が判明した。こちらもPaulinと同時期に活躍したフランスのデザイナーです。

右はちなみにこのフランス人より送ってもらったオリジナルの写真。このMontrealシリーズは1967年にフランスAirborne社により製造された。上の僕のソファの張地パターンは本国でもかなり珍しいらしく、世界でも残っている物は数脚しかないらしい(?)。



Sling Chair (LC1)
Le Corbusier
「自由に動く背を持つ椅子」として有名なコルビュジェの傑作。非常に美しいのですが背が動きすぎてお尻がずり落ちてしまうのが欠点といえば欠点。こちらはヘルシンキの知り合いの工房でホコリをかぶっていたものをタダでもらった。(結局日本に持って帰ることを断念した。残念!)

Office Chair
Eliel Saarinen
鉄道管理事務所用にデザインされた椅子の木製模型(約1/7)。オリジナルに忠実に木で丁寧に作られている。派手さはないものの、何だかとっても味があって気に入ってしまった。ちなみにエリエールは建築家で、米で活躍したエーロの父。ヘルシンキ中央駅などの設計などでも有名です。


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